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吸血殲鬼ヴェドゴニア 感想レビュー
中だるみのなさは間違いなく随一
シナリオ | キャラ | 演出 | 感動 | ハマり度 | おすすめ度 |
B | B | C | C | C | C |
暗い雰囲気でありながら展開の早さが素晴らしい作品!
・・・・・ではあるのだが
■吸血殲鬼ヴェドゴニアとは?
吸血殲鬼ヴェドゴニアは2001年にニトロプラスから発売された非常に古いゲーム。
古いだけあって、
・音声なし
・システムまわりが微妙に不便
・今と比べて絵のクオリティが低い
などの欠点を抱えているが、シナリオと音楽は今現在プレイしても良作と言えるレベル。
戦闘システムというこのゲーム特有のシステムがあるが、それは後ほど説明します。
■吸血殲鬼ヴェドゴニアレビュー
この吸血殲鬼ヴェドゴニア、
ハッキリ言って話のテンポの良さは秀逸です。
とにかく無駄がない。
中だるみが非常に少ない作品。
テキストは今現在出ても年間トップ常連レベルであろう上手さ。
その早い展開とテキストの良さが見事に噛み合っていた。
私はこの作品を終えた時には「素晴らしい」とスタンディングオベーションするのだろうと思っていた。
そこへ颯爽と、まるで暴漢に襲われたヒロインを助けるかの如く現れる「戦闘システム」
こいつがマジで邪魔
あああああ、もう。
なんでこんな糞システムが存在するのか。
このシステムは次作から最初からなかったかのように消え去っている事からして、
不評だったのはお察しください。
本当に邪魔。
とりあえずシステム自体がつまらないのは糞システムとしての最低限だとして、
一番ダメなのがシナリオの盛り上がりを妨害してくる事。
まずつまらない理由としては、この戦闘システム・・・
「制限時間に頑張って選択肢を押すだけである。」
これが面白いと思うならあなたはヴェドゴニアにかなり向いている人になると思います。
次にこの戦闘システムは戦闘シーンのたびにプレイする事になる。
つまり戦闘シーンのたびに延々と選択肢の早押しをしなければならない。
ちなみにラスボスもこの選択肢の早押しで終わる。
私が実際にプレイにあった事。
シナリオの山場が来る
↓
「うおおおおおおお盛り上がってきたー!」
↓
すぐに戦闘システム
↓
「あっ・・・そうですか(カチカチ)」
戦闘システムとかいう素晴らしい冷水。
「勘弁してくれよ」と思いました。
何せシナリオの盛り上がりのほとんどを戦闘システムに潰されるので、
燃えに燃え切らない。
戦闘シーンではないバイクシーンがあるのだが、
その場面が熱いため、余計に戦闘システムがなければと感じる。
■吸血殲鬼ヴェドゴニア総評
話は面白いのだが、
やはり感動する部分の9割を戦闘システムに食われるのは痛い。
自分にとっては良作になるはずだったのに惜しい、
本当に惜しい一作となりました。
2008年に出たヴェドゴニア
廉価版ヴェドゴニア
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