シナリオ	キャラ	演出	感動	ハマり度	おすすめ度
A	B	B	B	B	A

この穢翼のユースティアは、2011年発売で当時非常に話題に上がり、

しかもネットでの評価が高かったので、その評判につられて



「これはやらねば」



と、思ってプレイを始めました。

プレイする決心がついたと言っても、当初の私は

「まあ、別に大したことないでしょ、ある程度面白いくらいだろう」

と、思っていました。





なんでそう思っていたかというと, このエロゲはAUGUSTというメーカーから出ているんですが、 正直言って、AUGUSTのファンって萌えゲー好きな人が多いわけです。



「普段萌えゲーばっかりやってるやつが普段じゃ買わないような シナリオタイプの作品やってその出来に感動してるんでしょ？」



まあまあ面白いんじゃない？

程度の評価で収まるかなと心のどこかで思ってたわけですよ。



だが、それは違ったとプレイ序盤に思いました。





シナリオ、ビジュアル、世界観、音楽

穢翼のユースティアは全てが整ってるわけですが、

これってかなり良いことだけど、そんなの他の名作を探せば存在します。





私が一番驚いたのはそこじゃなくて、癖が少ないのにめちゃくちゃ引き込まれる事。

万人受けタイプの作品なのに本当に面白い。



私が面白いと感じてきた作品の中でも圧倒的な王道的展開の作品。





普通万人受け・王道の作品って基本【まあまあ面白い】みたいな評価で終わるんですよ。



それはノベル系エロゲで名作って言われている作品を並べて考えれば分かるんですが、

万人受けする作品ほぼ０なんですよ。



名作のほとんどが「賛否両論」と言われ、 癖が強く、一部の人の胸を焦がし、

一部の人からは嫌悪される存在なわけです。





万人受けって大きく外すことはないんですが、

【まあまあ面白い】という評価から脱出出来る作品もまた非常に少ない。



なのに、穢翼のユースティアは私が絶対タブーとしている徹夜を

思わずしてしまうほどに面白い。





穢翼のユースティアは万人受けするような作りなのに

素晴らしい作品だと感じることに私は驚きを隠せませんでした。



奇をてらった展開がないのに傑作だと感じさせる・・・





作品の突き抜けた要素・癖に極力頼らない

基礎という底から湧き上がる力みたいなものを穢翼のユースティアから感じました。





こんな作品が出てきたら確かに従来のAUGUSTファンだって褒めるだろうし、 その評価に釣られて買った私のようなエロゲプレイヤーもその出来に目を丸くする。



確かにこのエロゲは面白い。





従来萌えゲー好きのAUGUSTファンからも評価され

その評判に飛びついたその他エロゲユーザーも賞賛してその高い評価を維持している事から、

本当に多くの人におすすめできる作品です。







■穢翼のユースティアは以下の人におすすめ



・シリアス展開の多いゲームが好きな人、やりたい人

・伏線回収がよく出来ている作品をプレイしたい人

・人の心情や葛藤、心の動きがよく書かれている作品が好きな人



１つくらい当てはまればおすすめです。





■おすすめではない人



・主人公がヘタレるのは絶対に許せない！

・厨二病設定が苦手



当てはまればプレイはよく検討した方が良いと思います。







■総評





話しの丁寧さ・安定感に驚き



泣ける展開に涙し



キャラクターの魅せ方も上手い



伏線も全てしっかりと回収。





盛り上がりの爆発力は並み居る名作と比べると 少し弱めかもしれないが、 それは名作と比べたらそうなるだけの事。



穢翼のユースティアは盛り上がり部分も良作レベルよりかは遥かに上。



それに盛り上がりまでの過程や その他CG、音楽、システムなどは名作水準かそれ以上のクオリティなので、

名作と呼ばれているエロゲよりも快適に楽しくプレイする事が出来るかもしれません。





実際、私はエロゲユーザー１００人にアンケートを取ったことがありまして、



その中で「あなたのベストエロゲトップ３は？」という



質問で、並入る名作を抑えて一番に上げる人もしばしば見かけたほどです。





ランキング例を１つ上げると



１位穢翼のユースティア ２位オルタネイティヴ ３位装甲悪鬼村正



↑こんな感じのランキングの人もいました





まあ、単純に売上が高いから投票されやすいってのもありますが（笑



それでも変なとがりがなくこれだけ面白い一作は、かなり希少価値が高い。





プレイしたユーザーでお気に入りになる確率は非常に多くなるのかなと思います。



私は穢翼のユースティアに充実した満足感を与えてもらえた作品で、

とにかく多くの人に楽しんでもらいたいという製作者の心意気を感じる丁寧な一作でした。






⇛穢翼のユースティア 初回版はこちら


⇛穢翼のユースティア 通常版はこちら

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